20130825_usdjpy_daily
先週の記事でUSD/JPYは8月23日前後に向けてボトムを形成すると予測した。しかし、結果は真逆であり、週初から週末まで上昇基調だった。先週の記事の末尾には、こう書いた。
しかし、もし来週99円midを回復した場合は、8月8日安値95.805円がボトムであった可能性が浮上する。このケースではD波は現在進行中であり、8月23日前後に99円highまで上昇することになるだろう。
99円midには届かなかったものの99.151円の高値を示現したので、8月8日安値95.805円を持って既に底打ちしていることも疑う必要がありそうだ。
上のチャートはUSD/JPYの日足チャートにエリオット波動とペンタゴンチャートを表示したもの。

前回まで、5月22日高値103.728円を示現して以降の保合い局面は、A-B-C-D-E波による5波構成のトライアングルパターンになると見ていた。しかし、もし8月8日安値95.805円で底打ちしているとすると、C波は5波構成となるため、これは3-3-5波構成の収束型フラット・パターンと見ることができる。これは調整完了か、或いはX波による強い上昇を一旦挟むことを意味する。

もし、この見方が正しければ、先週の上昇はトライアングル上辺へのアタックに至る上昇ということだ。しかし、5月22日から数えて3回目のアタックである今回はおそらく失敗し、トライアングル上辺に絡みつくような推移になると思う。97mid~100円の狭い価格帯での推移といったところだろうか。

しかし、ペンタゴンチャートの中心点が位置する9月4日前後以降のアタックでは、上方ブレイクに成功すると思う。それは遅くとも9月16日前後には実現するだろう。

この上昇はしっかり捉えたいが、上値目標値は105円超なので、上方ブレイクから飛び乗っても十分間に合いそうだ。