20130817_usdpy_daily
先週のUSD/JPY予測記事で、8月13日前後に94.8円水準で反発すると書いた。しかし、もし8月13日前後に戻り高値を示現した場合は8月23日前後に向けて下落するサブシナリオも示した。
実際にUSD/JPYは、週初8月12日から上昇し8月15日には98.642円まで反発した。どうやらサブシナリオが進行中らしい。
上のチャートはUSD/JPYの日足チャートにエリオット波動とペンタゴンチャートを表示したもの。

エリオット波動のラベリングについては前回記事参照。5月22日高値103.728円から調整局面が継続しており、この調整はおそらくトライアングル・パターンになるという見方に変わりはない。

さて、前回記事で示したとおり、8月13日前後の戻り高値が示現したので、次のペンタゴンチャートの交点が位置する8月23日前後に向けて下値を探る展開になると思う。8月23日時点のトライアングルの下辺は94円highに位置しているので、下値目途はその水準になるだろう。

一旦ボトムをつければ、トライアングルの第4波目であるD波が始まるはずだ。ただし、トライアングルの上辺が近いので、それほど大きな上昇は期待できそうにない。おそらくは、ペンタゴンチャートの次の交点が位置する9月13日前後に98円Lowに到達する程度のゆっくりとした上昇になると思う。

しかし、もし来週99円midを回復した場合は、8月8日安値95.805円がボトムであった可能性が浮上する。このケースではD波は現在進行中であり、8月23日前後に99円highまで上昇することになるだろう。

EUR/USDの相場動向を踏まえると8月23日前後までの下落が濃厚だと思う。