20130811_eurgbp_daily
EUR/GBPについては7月7日付けの記事で、7月12日前後に0.878水準まで上昇すると書いた。実際には、7月12日前後までの上昇は7月16日高値0.87099で止まり、調整を挟んで8月1日に0.87686の高値を示現している。以降、再び調整局面となり、先週末は0.86037で引けている。EUR/GBPの調整局面はいつまで続くのだろうか。
上のチャートはEUR/GBPの日足チャートにエリオット波動とペンタゴンチャートを表示したもの。

エリオット波動の波動カウントを前回7月7日付け記事から見直している。4月26日安値0.83953からは最後の上昇波である第5波に位置しているという見方だ。

さて、8月1日からの調整局面(下落)は、この第5波を構成する小勢第4波(5-4波)による下落だと思う。よって、この下落は第2波のボトムである6月26日安値0.84650を下回ることはないだろう。
また、ボトム周期とペンタゴンチャートの交点の位置を考慮すると、おそらく8月26日前後にボトムをつけることになりそうだ。下値目標値は0.85Lowである。

一旦ボトムをつけた後は、EUR/USDは比較的緩やかな上昇局面に入りそうだ。これはEUR/GBPの中期的なトップ形成に向けた動きとなるだろう。
トップをつける時期は11月12日前後に0.9水準である。

8月26日前後の下値目標値までの値幅は最大でも僅か100pips程度。ここからショートで攻めるよりは、8月26日前後にロングを狙った方が良さそうだ。
また、EUR/GBPの下落幅は少ないので、EUR/USD、GBP/USDの両相場に与える影響も限定的だろう。