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7月9日に0.97497の高値を付けて以降、冴えない展開のUSD/CHFだが、そろそろ反転が近いかもしれない。上のチャートに示した1時間足チャートには、反転を示唆するウェッジ・フォーメーション(収束型ダイアゴナル・トライアングル)が確認できる。
先週末26日は、ウェッジ・フォーメーションの下限を中心とした狭いレンジで終日推移していた。週明けも下値をブレイク出来なかった場合、相場は反転することになりそうだ。もし反転してウェッジの上限を上方ブレイクした場合は、このフォーメーションの起点となった0.953水準まで短期的に戻すことになるだろう。

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上のチャートはUSD/CHFの日足チャートにペンタゴンチャートとエリオット波動を表示したもの。

USD/CHFは2011年8月安値0.70638から始まった反騰を2012年7月24日高値0.99717で一旦終了し、以降はB波による調整局面にある。B波はA-B-Cの3波構成であり、2013年5月22日に0.98375の高値をつけて以降は、おそらくC波(B-C波)を進行中とみられる。
もし、前述の1時間足に示現したウェッジ・フォーメーションが今回の下落のボトムを示唆するものであった場合、B-C波は通常の値幅調整ではなく、a-b-c-d-eの5波構成によるトライアングル・パターンになるのかもしれない。これは、USD/JPYの予測と一致する。

このシナリオが正しければ、USD/CHFはペンタゴンチャートの中心点が位置する7月30日前後に反転し、B-C-c波からB-C-d波へ移行することになりそうだ。また、このトライアングル・パターンの形成は9月19日前後まで続くことになるだろう。

ウェッジの上限をブレイクすれば、一旦ロングしてみたい局面だ。
なお、このシナリオは6月13日安値0.91291を下回るまで有効。