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7月6日の予測記事でUSD/JPYは7月8日から29日にかけて下落すると書いた。99~101円のレンジ相場を形成していたが、7月25日からようやく本格的な下落がはじまったようだ。しかし、7月29日前後に94円midに到達すると見込んでいた下落とは程遠い、怠慢なモメンタムだ。ひょっとするとUSD/JPYはそれほど落ちないのかもしれない。
上のチャートはUSD/JPYの日足チャートにエリオット波動とペンタゴンチャートを表示したものだ。

USD/JPYは5月22日高値103.728円をもって第5波(3-5波)を終了して以降、調整局面に位置している。この調整は第3波(3-3)の頂点から第5波(3-5)の頂点に至るチャート形状から見て、3-3-3-3-3波構成の保合い相場(トライアングル・パターン)になるとみられる。現在、C波を進行中だ。
さて、ペンタゴンチャートの次の交点が7月29日・30日前後に控えている。C波のボトムはおそらくこの時間帯につけることになりそうだ。ただ、その下値目標値は当初想定していた94円midには届かないかもしれない。

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上のチャートはUSD/JPYの4時間足チャート。
7月8日高値101.532円をA点、以降のボトムとトップをそれぞれB点とC点、次に到来するボトムD点とすると、AB=CDとなる点が1つの下値目標値となり、97.602円になる。またC点をヘッドとしてヘッド・アンド・ショルダーズが示現しているので、このネックラインの下方ブレイクによる下値目標値は97.579円だ。

いずれも97円midに位置している。
先週来の下落のモメンタムとペンタゴンチャートの交点の日柄から見て、今回の下落は97円midで一旦止まるかもしれない。さらに下落した場合は96円Lowまで下落することになると思う。

もちろん、2月25日や6月6日、11日に起きたような急落もあるので、一気に94円台まで到達することになるかもしれないが、その場合は迷わずロングを試してみたい。