20130712_eurusd_daily
今週水曜日(7月10日)、突如ドル売りが炸裂し、EUR、CHF、GBP、JPYといった主要通貨はUSDに対して急騰した。
特に、EUR/USD相場については、ヘッド・アンド・ショルダーズを形成中というのが大勢の見方であり、7月9日にネックラインを下方ブレイクした直後の急騰にストップロスを余儀なくされたトレーダーも多いと思う。これは、ブレイクアウト直後に発生するただのプルバックだろうか。
上のチャートはEUR/USDの日足チャートにエリオット波動とペンタゴンチャートを表示したもの。

6月1日付のEUR/USD予測記事では、ヘッド・アンド・ショルダーズの形成を疑っていたが、6月5日の上昇で5月1日高値1.3245を超えたことにより、このシナリオは消滅していた。以降、EUR/USD相場は非常に難しい局面が続いている。

EUR/USDは大局的に見れば、2008年7月高値1.60380から3波構成の調整波動がA-B-C(W)‐X‐A-B-C(Y)と2回連続するダブルスリーによる調整局面にあり、2012年7月安値1.20418以降は、2回目のB波(Y-B。灰色大文字)に位置していると見られる。

さて、このB波(Y-B)は2月1日高値1.37101で終わったと見ていたが、A波(Y-A)の期間に比べて非常に短いことから、ひょっとするとB波(Y-B)はまだ継続しているのかもしれない。

この仮定に基づくと、B波(Y-B)はフラットと拡大型トライアングルによるダブルスリー(a-b-c-X-a-b-c-d-e)構成となりそうだ。7月9日安値1.27578は拡大型トライアングルのd波の頂点とみられるので、7月10日以降の急騰からの波動はe波であり、c波の頂点である6月18日高値1.34153を超えることになるだろう。
この高値には、拡大型トライアングルの頂点の間隔とペンタゴンチャートの交点の位置関係を踏まえると、8月2〜9日前後に到達すると思う。
ペンタゴンチャートの交点は週明け7月15日前後にも控えているので、そこで一旦高値を示現し、数日間の調整を挟むかもしれない。

4月4日から始まった拡大型トライアングルは、ひょっとするとダイアモンド・フォーメーションかもしれず、この場合は6月18日高値1.34153円に到達するまでに失速するので、上値追いには十分注意が必要だ。

なお、このシナリオは7月9日安値1.27578を下回るまで有効。