20130706_eurgbp_daily
今年3月以降、おおよそ0.84~0.86の狭いレンジでの保合い相場を形成しているEUR/GBPに、ブレイクアウトのタイミングが近付いているようだ。
EUR/GBPについては6月2日付の記事で、7月下旬に向けて0.81hignまで下落すると予想したが、ポンドに対してユーロが強く、下落トレンドを発生するに至っていない。
上のチャートはEUR/GBPの日足チャートにエリオット波動とペンタゴンチャートを表示したもの。

EUR/GBPのエリオット波動のカウントは、これまでと基本的には変わっていないが、B波の頂点である5月24日高値0.85962から始まるはずであったC波の下落波動が値幅調整ではなく、a-b-c-d-eの5波構成による日柄調整に変わったのではないかと疑っている。もし、B-a波の頂点である4月17日高値0.8636を上回ることになれば、C波は完了しており、上昇トレンドを再開するはずだ。
このケースでは、次のペンタゴンチャートの交点が位置する7月12日前後に向けて0.878水準まで上昇するだろう。その後はプルバックを形成し、再度上昇していくと思う。

一方、先週木曜日から試されている上方ブレイクに失敗し、7月3日安値0.84811を下回った場合、これまでの見方どおり、7月下旬に向けて0.81highまで下落することになるだろう。