20130706_usdjpy_daily
USD/JPYが再び上値を伸ばしてきた。週末の雇用統計後の急騰で101.221円の高値を示現した。5分足チャートに上昇の予兆も出ていたので、デイトレーダーにとっては利益を伸ばす良い機会だったかもしれないが、C波の下落を見込んでいるスイングトレーダーにとっては少々やっかいな展開だ。
ますます5波進行を疑いたくなる。
上のチャートはUSD/JPYの日足チャートにエリオット波動とペンタゴンチャートを表示したもの。
前回記事からペンタゴンチャートのインジケーター(MS_Pentagon)の描画設定を変更している。設置値は次のとおり。
Symbol, EX_P_Bpoint, EX_P_Dpoint, EX_P_Epips
USD/JPY, 2011.10.27.00:00, 2011.02.01.00:00, 13820.0

また、3波トップ(2月11日高値)94.449円以降の波動について、カウントし得る候補のうち3種類を表示している。メインシナリオは黒字表示であり、現在B波を進行中という認識だ。

さて、6月13日安値93.787円から週末に示現した101.221円の高値に至る期間は、5月22日高値103.728円から6月13日安値93.787円に至るA波に要した期間と等長である。また、ペンタゴンチャートの次の交点が週明け7月8日前後に位置している。
もし、B波のシナリオが正しければ、7月8日にUSD/JPYの上昇は101円midで止まり、7月9日以降は下落に転じることになると思う。一方、9日以降も上昇を続け、5月29日高値102.519円を上回れば、これはブルーで表示した5波進行中のシナリオであり、7月29日前後に向けて104円mid以上を目指す展開になるだろう。

7月8日にUSD/JPYがピークをつけて下落に転じた場合であるが、その下値目標は最大で94円midになるだろう。これまでの記事では92円midまでの下落を見込んでいたが、今回のUSD/JPY相場は思った以上に強い。調整波動はA-B-C波ではなくA-B-C-D-E波による三角保合いを形成することになると思う。

(2013.7.5 13:06追記)
7月8日は水星逆行期の中心。通常、相場の反転は逆行期の中心でスタートするか、終了する。