20130619_ny30_hourly
10日前の日経平均EUR/JPYUSD/JPYの各予測記事で、戻り天井と見ていた6月18日~20日が到来した。下落圧力が想定していたより強く、6月10日につけた高値を回復するには至っていないが、そろそろ次の下落波動が再開する頃だろう。何よりNYダウの時間足がそれを示している。
上のチャートはNYダウのCFDの時間足チャートにエリオット波動を表示したもの。

NYダウは、5月22日に歴史的高値15,540をつけて以来、調整局面入りしている。同高値から6月6日安値14844までが3波構成のA波、同安値から昨日高値15344までがB波とみられる。B波を構成する3波構成のうちc波にはウェッジ・フォーメーションも確認されており、いよいよC波の下落波動が再開される直前のようだ。

C波が始まれば、たちまち4月22日の安値水準である14,500まで急落することになるだろう。それは今週末にも達成されるかもしれない。しかも、それは大きな下落波動の初動に過ぎないはずだ。
5月23日の記事に示した相似形チャートが、NYダウの未来を示しているのか、いよいよ確認できる。もし、このチャートに沿った相場展開となるならば、NYダウの下落は、少なくとも8月23日前後まで続くことになるだろう。

この株価の急落は何を示唆しているのだろうか。
それは、今夜のFOMCにおいて、FRBがQEの縮小に関して従来より一歩踏み込んだ見解を示すことかもしれない。もし、そうであれば、今夜の為替市場は大荒れの展開になりそうだ。