20130610_usdjpy_hourly
USD/JPYについては、前回記事で6月6日前後まで戻りを試した後、7月末に向けて下落すると予測した。しかし、結果は逆であり、6月7日に当面の安値とみられる94.944円を示現した後、急反発している。
さて、この反騰はどこまで続くだろうか。
上のチャートはUSD/JPYの日足チャートにエリオット波動を表示したもの。
USD/JPYのエリオット波動のラベリングはチャートに表示したとおり。

5月29日高値102.519円以降のチャート形状は、拡大型ダイアゴナル・トライアングルと見られ、日経平均株価のチャートと相似した推移となっている。おそらく、明日からはじまる戻り局面でもよく似た値動きとなるだろう。

さて、戻り高の目標値は、ダイアゴナルの起点102.519円から安値94.944円までの50%戻し水準である98円highが一つの目途になるだろう。この位置にはダイアゴナルの上辺が位置しているので、もし上昇がもたつくようなら、このダイアゴナルはリーディング・ダイアゴナルとなり下落を再開するかもしれない。
しかし、この位置を突破すれば、上昇に弾みがつき76.4%戻しである100円highまで到達することになりそうだ。

さて、戻り高値の時期については下に示す日足ペンタゴンチャートの次の交点が位置する6月20日前後になると思う。
20130610_usdjpy_daily
これは、EUR/JPY日経平均株価の見通しとも一致する。

戻り高値を示現した後は、92円割れを目指した下落相場が再開するだろう。92円割れへの到達時期は、7月12日前後、または7月31日前後になると思う。