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先週末、AUD/JPYやNZD/JPY、CAD/JPYは非常に弱気で終えた。いよいよクロス円相場も本格的な調整局面入りに見える。しかし、USD/JPYについては短期的に反発するかもしれない。
上のチャートはUSD/JPYの時間足チャートにエリオット波動を表示したもの。

このエリオット波動のカウントが正しければ、現在、5月22日高値103.728円から始まった下落波動のうち、c波(或いはc-1波)に位置している。c波は5月29日高値102.519円から始まったとみられるが、この下落波動は収束型ダイアゴナル・トライアングル(ウェッジ・パターン)を形成しているようにみえる。もし、このダイアゴナルがエンディング・ダイアゴナルであった場合、もう1段の安値を示現した後、101円high〜102円midまで急反転するかもしれない。このため、明日以降の安値更新時は注意が必要だ。

もし反騰があった場合、その上昇は、下に示す日足のペンタゴンチャートの交点が位置する6月6日前後まで続く可能性がある。
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ただ、日足の第5波には拡大型ダイアゴナル・トライアングルが示現しており、既に上昇相場は終焉している。このため、6日前後までの反騰の後は、一転して下落することになるはずだ。
この下落は、ダイアゴナルの起点である1月23日安値88.058円までの全戻しか、76.4%戻しとなる91.75円水準まで続くことになると思う。

今週は売り急がずに、ショート構築のタイミングを見極めていきたい。