20130601_eurgbp_daily
EUR/GBPについては、5月19日付記事で5月下旬に売り場が到来すると予測した。記事を書いた2営業日後の5月21日からEUR/GBPは上昇した後、約1週間0.85Low〜0.86の狭いレンジで保合っている。予測どおり良い売り場を提供しているように見える。
さて、EUR/GBPはいつ下落を開始するのだろうか。
上のチャートはEUR/GBPの日足チャートにエリオット波動とペンタゴンチャートを表示したもの。

エリオット波動のラベリングについては4月25日付記事参照。また、前回記事では次のとおり書いた。
4月26日安値0.89353以降のc波は予測以上に弱々しく、a波の頂点にも届きそうにない。次の下落に向けたフラッグ形成となりそうだ。
このレンジは、早ければ5月21日前後、遅くとも6月5日前後には終わり、4月26日安値を下回れば、ユーロは対ポンドで急落することになりそうだ。急落後は、徐々に下値を切り下げ、7月25日前後に少なくとも0.81highに到達することになるだろう。

相場観に変更はない。ここ1週間の高値圏(図中黄色)は、良い売り場の提供にみえる。時間足チャートを確認すると、もう1段の上昇があるようにも見えるので、最大で0.86midまで上昇するかもしれない。
ただ、5月30日高値0.85974の更新があろうとなかろうと、次のペンタゴンチャートの交点が位置する6月5日前後からEUR/GBPは下落に転じるはずだ。もし、高値示現があるとすれば、このタイミングになると思う。

現在のレンジから下放れ、5月14日高値0.85155を明確に下回れば、EUR/GBPはペンタゴンの中心点が位置する7月25日前後に向けて下落することになるだろう。このボトムの日柄はEUR/USD記事に示したボトムのタイミングとも近似しているので、ユーロは多通貨に対して弱含む展開になるのかもしれない。7月25日前後まで下落した後は、短期的な反発はあるものの最終的には9月中旬に向けて緩やかに下落していくことになると思う。