20130601_audjpy_daily
4月27日付の予測記事でAUD/JPYは4月30日前後に96円Lowまで下落すると書いた。4月30日から2営業日後の5月2日安値は99.279円に留まり、全く期待ハズレだった。しかし、5月23日にようやく下放れし、週末31日に目標値だった96円Lowに到達した。
さて、AUD/JPYはどのタイミングで反転するのだろうか。
上のチャートは、AUD/JPYの日足チャートにエリオット波動とペンタゴンチャートを表示したもの。
エリオット波動のラベリングについては前回記事を参照

AUD/JPYの当初の下値目標値96円Lowは既に到達したが、他の計算方法によると95円mid、94円high〜95円Low、93円Low等が算出される。特に、時間足の各波動の値幅を細かく拾っていくと、95円割れ水準(94円high)には計算値が集中している。いずれも現在値から短期間で到達できるレートだ。

ペンタゴンチャートをみると、次の交点は6月5・6日前後に位置している。
交点の時期と目標値までの距離を踏まえると、おそらくAUD/JPYは来週5日前後で一旦反転する可能性がある。もし、AUD/JPYが強気相場を維持するならば、このボトムは1月23日安値92.801円を下回ることはないはずだ。92.801円を維持して反転することができれば、7月第2週に向けて上昇することになるだろう。その上値目標値は来週示現するボトムによるが、4月22日高値102.931円を超えると思う。

しかし、もし1月23日安値92.801円を下回り、1月16日安値92.466円をも下回った場合は、強気相場を疑わざると得ず、力強い反転は期待できなくなるだろう。

6月第1週はAUD/JPYだけでなく、USD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPYなど他のクロス円相場にとっても重要なタイミングになると思うので、ボトム形成をしっかり見極めてからトレードしたい。