20130521_gbpjpy_hourly
週初、クロス円相場は軒並み窓を空けて急落したものの、下値では買い意欲も強く、本日の夕刻には先週末終値付近まで戻しつつある。しかし、GBP/JPY相場では下落の予兆が見える。
上のチャートはGBP/JPYの4時間足チャートにエリオット波動とペンタゴンチャートを表示したもの。

GBP/JPYは2月26日安値137.834円を起点とした上昇波動の5波最終局面に位置しているとみられる。
さて、4月16日安値146.389円から始まった5波の形状をみると、ウェッジ・フォーメーション(収束型ダイアゴナル・トライアングル)を形成しているようだ。4月16日安値から5月13日高値156.754円までの間に5波動を確認できるので、このウェッジは既に完成しており、あとは下落のタイミングを待つばかりである。

週初の急落でつけた安値154.954円を下回ることで、下落に向けた最初の感触を得ることになるだろう。5月6日高値154.787円を下回れば、なお確実である。
一旦下落がはじまれば、ウェッジの起点から76.4%戻しの水準である146.389~148.835円を目指す展開になると思う。下値の時期は、早ければ5月29日前後、遅くとも6月6日前後には到達することになるだろう。

ただし、USD/JPYの動向次第では注意が必要かもしれない。
USD/JPYは5月17日高値103.301円が当面の高値であったのかどうか、依然として不透明だ。USD/JPYが5月14日安値101.257円を下回ってくると、クロス円のショートにも少し安心感が出るだろう。