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EUR/JPYは4月11日に高値131.114円をつけて以降、高値圏で三角保合いを形成していたが、先週末の上昇により、時間足ベースで三角保合いの上限を突破してきた。このまま高値更新となるのだろうか。
上のチャートは、EUR/JPYの日足チャートにエリオット波動とペンタゴンチャートを表示したもの。
2012年7月24日安値94.111円から始まった上昇相場も、4月3日安値119.101円からは最後の上昇波動となる第5波に移行していると見られ、天井を形成する局面を迎えつつある。

さて、先週末の上昇で三角保合いの上限を突破し、4月11日高値の更新が期待されるところである。ペンタゴンチャートの交点は、5月8日、14日、23日と続いているが、トップとボトムの周期を踏まえると、5月23日前後まで上昇するようにみえる。このケースでは少なくとも135円超、最大で139円midまで上昇することになりそうだ。

ただし、少し気になるのは下の1時間足チャートに現れたチャート・パターンだ。
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4月11日高値131.114円をつけて以降のチャート(背景薄灰色)パターンは、ライントップ・フォーメーションにみえる。これは、2009年のUSD/CAD相場2011年の株式相場(銘柄:サイバー・エージェント)で確認されたパターンであり、最後の高値形成後には急落が待っていることになる。
今回のケースに当てはめると、最後の高値を形成する時期は5月13日前後であり、5月17日前後124円midに向けて下落することになりそうだ。

EUR/JPYが5月13日前後に向けて上昇していて、4月11日高値の+0.5%である131.77円水準を明確に突破できないようだと、ライントップ形成を疑った方が良いのかもしれない。