AUR/JPY_Daily_20130427
100円台乗せのトライが続いていたUSD/JPY相場にようやく調整局面が到来したようだ。EUR/JPYの予測記事では4月26日前後がボトムの可能性を示したが、4月26日が下落トレンドへの転換日だったのか、或いは前後3営業日にボトムをつけるのかは、まだわからない。
ただ、AUD/JPYについてはボトムを形成するタイミングにみえる。
上のチャートはAUD/JPYの日足チャートにエリオット波動とペンタゴンチャートを表示したもの。

AUD/JPYのエリオット波動のカウントについては、2008年10月24日につけた安値55.03円を起点とした5波構成の上昇波動を前提としたもの。もし、3波構成の調整波動であった場合は、中長期的な下落がはじまる可能性がある。しかし、現段階では上昇波動の最中と仮定した上で、5波中の第3波を4月11日高値105.423円で完了し、第4波の調整局面に位置しているとみている。

さて、4月11日高値105.423円からの下落の初動はa-b-cの3波構成になる(5波構成のケースもある)とみられ、b波の戻り高は4月22日高値102.931で完了したので、ここを起点としてc波が現在進行中である。
c波の延長はa波の0.618倍、等倍、1.618倍等が考えられるが、強い円安相場である一方で、少なくとも3-5-iv波の終点96.898円は下回ってくるであろうことから、おそらくa波の等長となる96円Low(96.21円)水準まで円高が進むことになるだろう。
また、ボトムの時期は、週末の下落の勢いからみると、ペンタゴンチャートの次の交点が位置する4月30日前後には到達しそうである。一旦ボトムを打った後は、5月14日前後に向けて戻り高を演じると思う。この時の戻り高値は、おそらくb波高値102.931円を超えると思う。

もし、96円Lowで下落が止まらないケースや、ボトム形成後の戻り高で102.931円を超えられずに、その後も調整局面が続くケースにおいて、3-4波安値92.802円を下回った場合は、AUD/JPYは中長期的な下落局面に入っているかもしれない。

まずは、来週前半にボトムを形成するかに注目したい。
時間足で反転のシグナルが確認できれば、ロングの構築を試してみたい。