EUR/USD_DailyChart_20130330
為替市場の主役が日本円からユーロに移って数週間経過する。キプロスの資本規制やイタリア組閣問題がユーロの重しになっているというニュースが飛び交っているが、その割にユーロは底堅いようにみえる。
上のチャートはEUR/USDの日足チャートにペンタゴンチャートとエリオット波動を表示したもの。

EUR/USDは現在位置しているペンタゴンの中心(2月5日)に近い2月1日に1.37101で高値をつけて以降、目立った反発もないままズルズルと下落し、3月27日に1.27513の安値をつけた。2012年7月安値1.20418から2月1日高値1.37101までの上昇分の半分以上を失ってしまっている。
しかし、相場サイクルから見るとボトムをつける時間帯になっている。1.27513の安値をつけた3月27日はペンタゴンチャートの頂点が位置する日柄だったので、これはボトムであった可能性がある。
また、3月8日高値1.31343からの時間足チャートを確認すると、3月27日安値までに3-3-3-3-3波構成のエキスパンデッド・ダイアゴナルが確認できる。ダイアゴナル・フォーメーションはトレンドの終焉または開始時に示現するチャートパターンであるが、開始時の場合は5-3-5-3-5波構成であるケースが多いので、今回がトレンド終焉のサインだろう。

このため、3月27日安値1.27513は当面の安値であった可能性が高い。
この見方が正しければ、EUR/USDは次のペンタゴンの頂点が位置する4月26日前後に向けて上昇することになるだろう。その目標値は、すくなくともダイアゴナルの起点である1.31343であり、最大で1.34水準まで上昇する可能性もある。
後者の場合はユーロを取り巻く状況について劇的な改善がみられるか、或いは米ドルに問題が発生することになるのかもしれない。

いずれにしてもユーロのショート戦略は一旦取りやめた方が良いかもしれない。1.275以下にストップを設定したロング戦略が短期的に妙味があると思う。