20111022eurusd
先週の記事でEUR/USD相場は5月23日安値1.39692を超えない限り、週初は絶好の売り場となるだろうと書いた。実際に1.39135まで上昇した後10月18日、20日には1.365水準まで値を下げた。しかし、週末の21日には再び1.39水準まで急騰している。EUR/USDはこのまま上昇してしまうのだろうか?
上のチャートはEUR/USDの日足チャートにエリオット波動とペンタゴンチャートを表示したもの。
EUR/USDのエリオット波動のカウントは先週の記事に書いたとおり、現在、5月4日高値1.49396から始まった下落波動の第4波に位置するか、下落波動が3波構成であり、既に10月4日安値1.3145でボトムアウトし、トレンドが転換しているのかのいずれかとなる。
もし、週末の上昇が来週初も継続し5月23日安値1.39692を突破すれば、第1波の頂点と第4波は重複しないというエリオット波動理論のルールにより、前者のシナリオは消え、上昇トレンドが始まっている可能性が高くなる。

このため、来週はEUR/USDの上昇が1.39692を超えるか否かに注目したい。週末の勢いがあれば突破しそうだが、超えなければタイトストップを設定した上で下落波動の再開を期待しショートするのが良いだろう。
しかし、ポジションの偏りをみると突破するかもしれない。もし、突破すれば11月9日前後に1.43水準まで上昇すると思う。これは長期的なドル安相場の再開かもしれない。