20111008gbpusd
今週のトレードは散々だった。いくつかの通貨ペアで10月4日と5日にペンタゴンチャートの交点が確認できていたのでUSD売りで攻めてみたが、ストップが浅すぎたようだ。
さて、9月25日のGBP/USD分析でGBP/USD相場は10月28日前後に向けて下落を継続すると書いた。しかし、今週10月6日―ペンタゴンの交点10月5日の翌日―に示現した安値1.52701で一旦下落は止まったのかもしれない。
上のチャートはGBP/USDの日足チャートにエリオット波動とペンタゴンチャート、下段にはドルインデックスを表示している。
GBP/USDの中長期の波動カウントは8月7日の記事に書いたとおり、4月28日高値1.67447から始まった下落波動B波が進行中とみられる。B波は3波構成であり、現在の位置はB-c波(或いはB-c-1波)か、10月6日安値1.52701でこの波が終わり、次の上昇波動が開始されたところであろう。
この上昇波動がC波なのか、下落波動の途上に示現とするB-c-2波かはわからない。これはチャートの進行を見守るしかないだろう。

しかし、いずれのケースでもGBP/USDは1.59水準まで戻ると思う。
理由の一つは、安値を示現した日柄がペンタゴンチャートの交点である10月5日の翌営業日であったことである。もう一つは、先週のUSD/SGD分析と同様、ドルインデックスと比較した場合に、今回のドルインデックスの想定上値に応答するGBP/USDの価格1.529を既につけたからである。
このため、GBP/USDはしばらくの間―少なくとも3週間程度―は反転上昇となるだろう。1.59水準に到達する時期は10月27日前後である。

なお、GBP/USDに加え、USD/CAD(10月1日記事参照)やUSD/SGD(10月1日記事は間違いでした。正確には1.298〜1.36)についても既に目標値に到達しているので、USD売りもそろそろ注意した方が良いかもしれない。ただし、EUR/USDは下値目標に到達していない。