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USD/JPYが週末にかけて上昇してきた。8月19日と9月12日安値によるダブルボトムを形成中であるかのようなチャート形状だ。しかし、そうはならないだろう。USD/JPYは来週初から下落を再開する可能性が高い。
上のチャートはUSD/JPYの日足チャートにエリオット波動とペンタゴンチャートを表示したもの。
USD/JPYは4月6日高値85.512円から始まった下落波動の途上にある。この下落波動は中長期的にみると第5波(8月21日記事参照)に位置していると見られ、これを構成する小勢5波動のうち、第4波の調整が間もなく終わり、最終5波へ移行するタイミングにある。

さて、9月18日記事では36度ライン(チャート上橙色)を下回れば、最後の下値トライが近いと書いた。9月19日には早速このサポートを下回り、以降このラインが上値を抑える抵抗帯として機能しているようだ。しかし、週末にはわずかにこのラインを上回って引けたので、やや下値不安が遠ざかったようにも見える。ただ、これは10月3日にあるペンタゴンの対角線の交点に引き寄せられただけだと思う。
おそらくこの上昇が週初に継続した場合でも77円midまでに過ぎず、9月9日高値77.847円を上回ることはないだろう。その高値は戻り売りの最後の機会になるかもしれない。一旦高値をつければ、10月17日前後に向けてUSD/JPYは下落することになる。この下値の目処は72円Low〜74円Highである。

しかし、もし9月9日高値77.847円を上回れば10月17日前後に向けて上昇を継続するかもしれない。ドルインデックスチャートは10月17日に始まる週に向けてUSDが上昇することを示唆している。このトレンドにUSD/JPY相場も影響を受ける可能性は否定できない。この場合、5月5日安値79.561円を上回るか否かに注目したい。もし上回れば、USD/JPYは爆発的に上昇し85円水準まで上昇する可能性がある。しかし、上方ブレイクできなければ、再度下値を探る展開となるだろう。

現水準からの短期的な下値は最大で約500pips程度だ。これに対する介入リスクが約300〜600pipsと高すぎるので、ショート戦略は採りづらい状況が続いている。10月17日前後の下値確認後にロング戦略を採る方が堅実だと思う。