20110911eurusd
長い間レンジ相場を形成していたEUR/USDが漸く下方ブレイクした。先週のEUR/USD予想記事では既に下落がスタートしていることを指摘していたが、慎重な確認のためには、この週末1.40Lowを維持しないことが条件だった。まさに、それは現実となった。EUR/USDはしばらく強い下落トレンドを形成するだろう。
上のチャートはEUR/USDの日足チャートにエリオット波動とペンタゴンチャートを表示したものだ。
EUR/USDは8月29日高値1.45482をもって7月12日安値からの上げ3波動を終え、下落波動を再開している。この波動は、7月12日安値からの上げ3波動をX波とみればA波、C-2波とみればC-3波となる。これは事後的にしか確認できないので今はどちらかわからないが、週央からの下落の勢いをみると、各波動の特性から見てC-3波ではないかと見ている。

さて、この下落波動の下値目標は、先週の記事にも書いたとおり2012年初に1.25水準である。しかし、5月4日高値1.49396から4ヶ月間に及ぶレンジ相場のブレイクでもあるため、これに近い水準まで短期的に到達する可能性もある。レンジ相場を形成中のチャート・パターンから推測すると、10月4日前後(或いは10月28日前後)に1.28〜1.32の水準まで下落してもおかしくはないだろう。

この下落波動はすばらしいチャンスであるが、週初は少し注意が必要かもしれない。ペンタゴンチャートの対角線の交点をみると、10月4日前後までに9月12日前後 ― すなわち週初 ― があるため、EUR/USDは一時的なボトムを形成する可能性がある。その下値目処は-36度ライン(チャート紫色表示)がある1.34Lowだと思う。C-1波の頂点からの-36度トレンドラインが1.33Lowにあるので、そこまで走るかもしれない。
この水準まで到達すれば、一旦戻りを試すか、或いは-36度ラインに沿った保合が数日間続くだろう。しかし、もし戻りがあれば、それは下落相場へ入る良い機会となるはずだ。下値目標はまだまだ深い。