20110903usdchf

USD/CHFについては7月16日の記事で8月4日前後に0.8(最大で0.76)水準でボトムアウトすると書いた。結果は8月9日に0.70638の安値をつけたので、日柄は概ね合致したと言えるだろう。しかし、値幅については最後の破壊的下落を予測することができなかった。
さて、8月29日に高値0.82389をつけて以来上げ一服となっていたUSD/CHF相場に、昨夜反騰の兆しが見えたので、今後の相場展開を予測したい。
上のチャートはUSD/CHFの日足チャートにペンタゴンチャートを表示したもの。ペンタゴンの設定値はEX_P_Epips=18540.0である。

USD/CHF相場の波動を見てみると、8月9日安値0.70638から8月17日高値0.80147までをa波、そこから拡大フラット型の調整波動b波があり、昨夜安値0.77079からのc波による上昇波動を再開しているとみられる。
このシナリオが正しければ、ペンタゴンの対角線の次の交点である10月3日前後に向けてUSD/CHFは上昇するだろう。その目標値は0.84Lowである。一旦高値をつければCHF買いが強まり、USD/CHFは再び0.77水準まで下落すると思う。

USD/CHF相場は数日間の短いトレンドであっても、押目らしい押目を作らず勢いよく上昇する。このため、0.84水準に到達するのは10月3日前後まで要せず、9月下旬に到達するかもしれない。しかし、そのモメンタムが持続し、10月3日前後まで上昇し続けることはないだろう。フォーメーションから見て、今回の上昇では7月1日高値0.85250を突破することはないと思う。