20110803gbpchf

本日スイスフランが急落した。USD/CHFは0.76065から0.77856まで、EUR/CHFは1.07932から1.11450まで上昇し、CHF/JPYは101.232から99.110まで下落した。重要変化日である8月3日に起きた反発は、底打ちを感じさせるものだ。
スイスフランについては、7月16日のUSD/CHF分析記事7月23日のEUR/CHF分析記事で8月4日前後の反転を予測していたが、いよいよスイスフランはトレンド転換を開始したのかもしれない。本日はGBP/CHFを見てみたい。
上のチャートはGBP/CHFの週足チャートにエリオット波動とペンタゴンチャートを表示したもの。
GBP/CHF相場は、2007年7月に2.4982の高値をつけてから長い下落トレンドを示し、本日8月3日に1.23871の安値をつけた。4年間をかけて高値から半値以下まで下落してきたわけだ。

この4年間の波動を見てみると、ちょうど5波構成の波動をカウントすることができる。また、各波動を構成する小勢波動も5-3-5-3-5と教科書どおりである。この波動カウントによる第5波は第1波とほぼ等長である点、また第1波や第3波とくらべて第5波の勢いが弱い点にも、エリオット波動の教科書的特徴をみることができる。

この波動のカウントが正しければ、GBP/CHFは既に反転しているか、もう一度下値確認をした後に反転し、3波構成の戻り高を演じることになるだろう。反転開始後は、まずは最終波第5-v波の起点である1.56highを目指すことになると思う。