20110513usdcad

5月7日の分析記事で銀(XAG/USD)相場の急落を予測した。また、39ドル水準までの戻りも予測したが、先週はそのとおりとなり、銀相場は39.49ドルまで上昇した後、5月12日に32.32ドルまで急落した。銀相場は金と共に、もう一度戻りを試す展開が期待されるが、おそらく前の戻り高値39.49ドルを超えることなく、下値を切り下げていくと思う。これに伴い、資源国通貨も弱含むだろう。
上のチャートは、USD/CADの4時間足チャートにエリオット波動をラベリングしたものだ。
USD/CADの4時間足には、3月15日高値0.99726以降、下落5波動により構成されたウェッジ・フォーメーションが確認できる。今回のドル反発局面が始まった5月4日に終値・ザラバベースともに、ウェッジの上限をブレイクし、反騰態勢に入ったようだ。ウェッジ・フォーメーションのブレイクでは、その起点となった高値に向けて、下落期間よりも短い期間で到達する。
今回のUSD/CADのケースでは、おそらく今週中にも0.99midまで上昇してもおかしくないだろう。押目があれば、短期ロングを構築したい。
しかし、個人的にはUSD/CADのウェッジのブレイク狙いで、過去に何度かダマシにあっている。ポジションサイズには気をつけて取り組みたいと思う。