20100827EURJPY8月26日の記事でUSD/JPYが91円midまで上昇する可能性について書いたが、クロス円相場も同様に上昇するだろう。特にEUR/JPYには天底に示現するフォーメーションが見られるので大きく戻すかもしれない。
上のチャートは、EUR/JPYの日足チャートにエリオット波動をラベリングしたもの(チャートシステムは、ドリームバイザーのリアルタイムチャート)。

EUR/JPYは大局で見て2008年7月23日高値169.96円からの下落波動にあり、この波動はA-B-Cの3波構成とみられる。現在は2009年6月5日高値139.21円からはじまったC波の途上にある。
このC波は少々複雑な波形を描きながら下落しているので、チャートに示したエリオット波動のラベリングには自信がない。

しかし、6月7日に108.06円の安値をつけて以降のチャートをみると、どうやらブロードニング・フォーメーションを形成中のようなので、C−5波を既に完了しているかもしれない。ブロードニング・フォーメーションは天底に示現するフォーメーションなので、もしそうであれば今後EUR/JPYは大きな戻りを演じることになるだろう。

ただ、ブロードニング・フォーメーションの完成は拡大三角形の上辺を突破した時なので、これを実現するまではC−4波の調整波動に過ぎない可能性もある。この場合はC−5波による破壊的な円高がやってくることになるが、すぐにではない。

いずれの場合もEUR/JPYは一旦戻り高を演じる局面にある。それは拡大三角形の上辺を試すこととなり、116〜118円の水準まで戻すことになるだろう。
時期は9月22日前後または10月25日前後になると思う。

目先は押目買いで攻めてみたい。