20100806USDJPY週末の雇用統計時に次のようにつぶやいた。
22:05 "84.8円割れからは買い下がる予定。81円台があっても良いポジサイズで"
今もUSD/JPYのロング戦略に変更はない。USD/JPY相場は早ければ明日8月9日に、おそくとも8月12日から上昇に転じるだろう。
上のチャートはUSD/JPYの日足チャートにエリオット波動をラベリングしたもの(チャートシステムは、ドリームバイザーのリアルタイムチャート)。

USD/JPY相場は5月4日高値94.98円からの下落相場の過程にある。この下落相場には2つのシナリオがる。
一つは、下落波動が5波構成であると想定するもので、7月16日安値86.26で第3波が終了、7月28日までの第4波の調整波を経て、現在第5波へ移行しているというもの。この場合の下値目標は少なくとも83.98円であり、81.43円水準まで下落する可能性がある。この目標値は松本鉄郎氏のP&F分析の目標値とほぼ同じなので、可能性は高そうだ。

もう一つは、下落波動がA-B-Cの3波構成であり、現在はC波を構成する5波動のうち第5波が延長しているという見方。6月21日高値からの下落波動がウェッジ・フォーメーションのように見えるが、ウェッジは第5波或いはC波によく見られるパターンなので、この可能性もまだ捨てられない。
この場合は週明け8月9日に反転を開始すると見られ、89円水準まではあっさり戻してしまうことになるだろう。

シナリオ2では昨年11月安値84.80円からの波動が3波-3波とくることになるので、おそらく85〜95円のフラット変形による調整と捉えることができそうであり、次の上昇波動は5波構成で最大97円水準までの戻りも期待できるだろう。

どちらのシナリオかは来週中に答えが出るだろうが、意外に84.8円を割らずに反転上昇ということもあり得るかもしれない。