20100624GBPUSD本日のクロス円は軒並み円高傾向。USD/JPYは89円Low、EUR/JPYは109円midまで下落している。先日示したUSD/JPYの下落見通しと概ね合致した値動きだ。6月28日前後に変化日があるので、その付近で一旦反発するかもしれないが、USD/JPYの下落圧力はもうしばらく続くと思うので、クロス円の取引は難しくなるかもしれない。
このような局面ではドルストレートを取引した方が良い。特にGBP/USDは
5月23日のテクニカル分析記事と一致した値動きを見せているので、本日は再度検証してみた。
上のチャートはGBP/USDの日足チャートにエリオット波動をラベリングしたものだ。(チャートシステムは、ドリームバイザーのリアルタイムチャート)

前回の予想記事ではこう書いた。
サイクル面から見た次の日柄は6月14日前後か25日前後にあるので、その時期に向けてジリジリ上昇していくと思う。
戻りの目処は、中勢5波(4月15日高値→5月20日安値)の61.8%戻しの水準である1.50Lowであろうか。この水準が難しい場合は1.48highになるだろうが、5波目は全戻しされてもおかしくないので、1.5水準まであって不思議はないだろう

さて、"6月25日前後に1.5水準"がまさに実現した。
ここからショート戦略を取るべきだろうか。チャートを確認すると7月15日前後に向けて下降トレンドチャンネルの上限である1.52Lowを目指すようにも見えるので、堅実なトレーダーはもうしばらく待った方が良いかもしれない。
しかし、反転時こそ相場は最も強気(或いは弱気)に見えるものだ。積極的なトレーダーはショートを試してみる価値はあるかもしれない。この場合、論理的なストップは4月15日高値1.5522しかない。また、もし取引するならEUR/GBPの相場にも着目すべきだろう。次の反転ではEUR/GBPもボトムアウトするかもしれない。

このショート戦略は昨年10月安値1.5706を突破するまで有効。これが実現しない限り、GBP/USDは再度ボトムを目指す下落基調が続くと思う。