20100321EURUSD先週、EUR/USDがソーサーボトムを形成中との見通しを示しました。また、同時にソーサーボトム完成にはもう一段上でのプラットフォーム形成が必要であり、おそらく完成しないまま下方ブレイクするであろうとの予測も立てました。そして、予測どおりになりそうです。
上のチャートはEUR/USDの日足チャートにエリオット波動をラベリングしたもの。チャートはドリームバイザーのリアルタイムチャートを使用しています。

EUR/USDは昨年11月25日高値からはじまった下落波動の調整波である第4波の途中か、あるいは第5波の開始直後のいずれかにある。EUR/USDは2月初から一見ソーサーボトムに見える1.34〜1.38のレンジ相場を形成してきた。
この1ヶ月間、ロングとショートを何度も切り替えて勝負したトレーダーが大勢いたに違いない。3月17日に1.38超の高値をつけた時は、ロングで勝負したトレーダーに軍配が上がったに見えた。しかし、これもダマシであった。
これらは第4波に見られる特徴的な挙動である。

さて、3月17日はアストロジーにおいて重要な変化日であった。また、ソーサーボトムを形成中だった波動のカウントから見ても、高値が出やすい日柄だった。

どうやら、EUR/USDは3月17日高値1.3817をもって戻り局面を終了したようだ。ここからは下落5波動の第5波に移行するだろう。

第5波の波長は第1波の0.618倍或いは等倍であることが多いので、下値の目処は比較的簡単に算出できる。第1波が927pipsであったので、第5波の下値ターゲットは

(0.618倍の場合) 1.3817−0.0927×0.618=1.3244
(1.000倍の場合)1.3817−0.0927×1.000=1.2890

となる。
相場サイクルと天底の日柄からみたボトムのタイミングとしては、4月8日前後と4月15日前後が有力だ。日柄と価格の均衡から見ると、4月中旬に1.289水準まで下落してもおかしくない。

その後は、5月18日前後にもう一つ重要な日柄がありそうなので、そこまで下落波動が延長されるか、再び戻り高値をつけるかはもう少しチャートの進行を見ないと判断できない状況だ。