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2008年06月15日

サイクル理論による日柄計測



こんにちは。カブールです(・∀・)
先日、ぶんさんから質問を頂きました。普段の相場予想のなかで使っている相場サイクルの位相の長さをどのように計測しているかといった趣旨の質問です。
その点を踏まえてサイクル理論を簡単に説明しますヨ( ゚∀゚)b
サイクル理論N225












まずサイクル理論の基本となる相場の周期性であるが、どのような相場であっても1〜2年間の日足チャートを俯瞰すると、同じような周期の波を確認することができる。
例えば、上のチャートは約1年間の日経平均株価の日足チャートであるが、赤色で着色した日柄を見てほしい。概ね同じ周期でボトムをつけていることが確認できるはずだ。
実際に計測すると、
2007年8月17日安値から2007年11月22日安値までの67日間
2007年11月22日安値から2008年3月17日安値までの75日間
であり、8日間のズレがある。
相場の周期性による日柄計測をしない多くの人は、この8日間のズレに着目し、使い物にならないと言う。しかし、そもそも周期「性」なのだから、100%の周期を持っているわけではない。周期には歪み(ズレ)があることを前提とした上で、80%の確立で日柄計測を行うことテクニカルがサイクル理論である。

さて、その歪み(ズレ)についてであるが、サイクル長を「1」とすると「6分の5」から「6分の7」の短縮・延長が発生する。すなわち…

「6分の1」程度の周期のズレは当たり前である(`・ω・´)

例えば、上の日経平均の場合、基本サイクルは16週(80日)と言われている(最近短縮傾向にある)が、そのサイクルの歪みは13週(65日)〜19週(95日)である。チャートに示した67日間と75日間は、ともにこの条件を満たしているので、これを基本サイクルとして間違いないだろう。
さて、前回ボトム3月17日を起点に、このサイクル長を当てはめると次のボトムは6月19日〜8月1日頃までに形成されることになる。ただ、これでは誤差が大きすぎて実際には使いものにならない。
そこで、次は基本サイクルの中に入る短期サイクルについて考える。

通常、短期サイクルは基本サイクルの中で3つ形成される(`・ω・´)

ただ、2つの時もあれば、4つの場合もある。
また、基本サイクルを構成する短期サイクルの波長は必ずしも同じ期間ではない。同じ波長の位相が2つ連続することもあれば、異なる波長の位相のコンビネーションになる場合もある。

上のチャートで示した黄色、緑色はほぼ同じ波長の位相で構成されているが、青色の短期サイクルは、波長の短い位相と長い位相のコンビネーションである。また、各位相にも前述の周期のズレに発生する。
このため、サイクルの初期の段階では、次の位相が一体どの程度の波長なのかを予想するのは極めて困難である。
そこで、サイクルのパターンを知っておく必要がある。
サイクル・パターンは大きく3つしかなく、上のチャートの下部分に記載してある3位相、2位相、4位相であるが、チャートに示した波形は実際の日足にあわせて変形してあるので、標準的なパターン及びその解説を知りたい方は『相場サイクルの基本メリマン・サイクル論』をご一読頂ければと思う。

一つ目の短期サイクルを確認できれば、その波長とサイクル・パターンから次のボトムが予測できるはずだ。
また、サイクル・パターン以外にも、一目均衡表やラリー・ウィリアムズの1.28テクによる日柄との組み合わせからボトムの位置と波長を推測することができるので、その波長のサイクルを組み合わせた期間と基本サイクルの長さとの一致を確認できれば、短期サイクル、基本サイクルともにボトムの日柄を予測できるだろう。

最後にサイクルの特徴を2つ。

サイクルが強気(弱気)であった場合、その波長の期間の中心より後(前)の日柄でトップをつける場合が多い。

基本サイクルの強気・弱気に関わらず、1つ目の短期サイクルは強気、最後のサイクルは弱気を示す。


この2点が知っていれば、高値の位置も概ね計測することができるだろう。
なお、高値の位置については、サイクルの起点をボトムではなくトップにおけば、計測することも可能である。

以上がサイクル理論の概要ですヨ( ゚∀゚)b
走り書きしたためわかりにくいと思うので、読み返してチョクチョク付け加えていきたいと思います。
ただ、理論の全てを説明することは難しいので、本気でマスターしたい人は本を読んだ方がいいでしょう。

相場サイクルの基本 相場サイクルの基本 メリマンサイクル論
レイモンド・A・メリマン, 皆川弘之
投資日報社 2,599円(税込)

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この記事へのコメント

1. Posted by ぶん   2008年06月15日 16:15
お忙しい中、ありがとうございました。
よりリスクを抑えながら、最大のチャンスを捉えるためにサイクルを正しく把握する事は最も重要だと思います。
しかしながら、私はかなり大雑把で、
カブールさんの綿密さにはいつも敬服しながら、自己嫌悪に陥る羽目に。
少しでも見習って、相場を細かくチェックできるようになりたいと思います。
これでも、お陰様で始めた頃よりは
数段マシになったと思っておるですけど。
後続のサイクル論記事、また楽しみにしています。推薦書ありがとうございました。m(__)m
2. Posted by sei   2008年08月03日 10:24
興味深く拝見しました。サイクル論は以前からいろいろなサイトで目にするのですが、期間を表示できるテクニカルツールが手持ちになく敬遠していました。しかし勉強する必要を強く感じており、日柄分析に向いているチャートソフトを探しています。この記事に使っているソフトはどこのものでしょうか?差支えなければ教えていただけないでしょうか?よろしくお願いいたします。
3. Posted by kabool   2008年08月03日 18:10
>sei さん

こんにちは。
利用しているチャートは、ドリームバイザーのチャートです。

http://www.dreamvisor.com/

一部、無料で利用できますヨ。
外為ドットコムやセントラル短資で利用できるFX-VOICEのシステムを提供している会社です。
為替版を利用される場合は、外コム等に口座を開設し、いくらか入金すれば利用できると思います。

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